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2009年4月11日土曜日

珪藻土の現状

珪藻土の現状

珪藻土について少し説明します。珪藻土は海底につもった植物性のプランクトンが化石化したものです。多孔質になっており、吸水性と放湿性が高く左官材として使用すると結露を防ぎ、シックハウスを防ぐようになります。

珪藻土の入った左官材は、製品によって成分が異なります。珪藻土の質の良さと珪藻土以外の成分がどれくらい入るかで吸放湿性が高いか低いかがでてきます。価格が高い製品は吸放湿性が高いものが多いです。

左官材の主要な成分や珪藻土の含有率を公にするところもありますが、珪藻土の吸放湿性は珪藻土の含まれている率と吸放湿性の高さは比例することはありません。珪藻土の質のよさやほかの成分との相乗的な効果によって決まるからです。

吸放湿性の性能を数値で表すこともメーカーによってはするところがありますが、気温や湿度の条件が違うことにより、公平な数値にはなりにくいです。ですから、製品を選ぶ際の比較をするのはしにくいのが現状のようです。

珪藻土のコストは塗り方で変わります。

珪藻土のコストは塗り方で変わります。

珪藻土の製品の一般的な塗り厚さは色々です。標準的な塗り厚さとは十分に吸放湿をおこない、耐久性を充分満たすために必要かつ最低限の塗り厚さのことを意味します。

珪藻土の厚みがただ単純にぶ厚ければ良い、薄ければ悪いというものではありません。ただ同一製品であれば、厚めにぬったほうが吸放湿性はあがります。

厚塗りの場合ですと、2回塗ることが必要になってくることがあります。また、1回だけの場合でも下地が悪ければ、下塗りが必要になることがあります。条件によってはコストが大幅に変わることも考えなければなりません。

普通、珪藻土が入った左官材は珪藻土を固める固化剤として、セメント・石灰・合成樹脂等がよく使用されます。左官材を塗布しやすくするための増粘剤には、メチルセルロースや合成樹脂が使用されることが多いですね。

しかし、合成樹脂は使用することで施工性は上がりますが、量が増えすぎると、吸放湿性が下がります。



珪藻土入り左官材の選び方のポイント

珪藻土入り左官材の選び方のポイント

珪藻土の入った左官材は吸放湿性の高さを比較するのに、成分や数量だけでは難しいです。また、建築主が化学物質過敏症である場合、テストピースを使って反応がないか確認することが必要です。

どれが良いかの判断材料にするのに、メーカーが主催する塗り壁の体験をするのも良いと思います。実際に塗られた住宅を訪問して、住まい手の感想を聞くことも、効果のほどや年数がたった時にどう変化していくかを知ることになるので良い手段になります。

また、特徴としては吸放湿性だけではなく、光触媒としての効用がある製品や、色調も多く意匠性の高い製品もあります。選ぶときには何を重きにおくのか目的意識をもって選択することが大事です。

 製品選択のポイントを簡単にまとめておきます。

①珪藻土の塗り厚の他に、下塗りが必要になってくるか直塗りがで きるかによってコストが変わってきます。

②珪藻土の吸放湿性の数量は試験条件が異なると比較できないので 難しいです。

③珪藻土の吸放湿性の効果をしるには、珪藻土を塗られた住宅に足 を運んで、居住者の感想を聞くことが大事です。

④光触媒や抗酸化力の機能・色数・仕上げなどよく考えた上で、目 的意識をもって選択することです。